日本3名園の1つ「岡山後楽園」は金沢の兼六園に負けない魅力がある?
日本で有名な名園を聞かれ、真っ先に思い浮かべる人が多いのは金沢の「兼六園」だろう。
毎年多くの観光客で賑わっているため、観光客数も多いイメージがある。
しかし、日本3大名園の1つに岡山後楽園があることを忘れてはいけない。
水戸の偕楽園や、金沢の兼六園よりも地味なイメージを持たれがちだが、岡山藩2代目藩主が築き上げた岡山後楽園は、地元民からも憩の場として知られている。
そこで今回は、岡山後楽園は金沢兼六園に負けない魅力があるのかについて話をしていこうと思う。
そもそも岡山後楽園は、今から数十年前に歴史的文化遺産として認定された。
ミシュランガイドでも三つ星を獲得している名所となるため、外国人観光客も多く訪れるのが特徴的だ。
四季を通じて表情を変える岡山後楽園は、訪れる季節により、リピーターも新しい魅力を感じることができる。
春になるとソメイヨシノが咲き乱れ、お花見を十分に満喫でき、秋になると赤く染まった紅葉が辺り一面に広がり、絶景を醸し出す。
また、岡山後楽園では歴史的建造物を眺めることができるため、岡山藩2代目藩主の池田綱政が居間として使っていた「延養亭」や「廉池軒
」を見物するのも楽しいだろう。
さらに、岡山後楽園が世界中の人から人気を集めているのは、昼だけでなく夜も楽しむことができるからだ。
季節ごとに行われるイベントではあるが、ろうそくや照明器具を使って庭園がライトアップされると、幻想的な光景を間近で楽しむことができる。
人気の高い金沢兼六園と比較しても、幻想的で美しい景色はまさに圧巻だろう。
そして他にも、タンチョウの放鳥式や茶つみ祭といった、観光客も楽しめるイベントが目白押しなので、貴重な体験ができるのも嬉しいポイントだ。
なお、岡山後楽園は入場料として大人400円がかかるが、「岡山県立博物館」や「岡山城」との共通点も販売されているため、こちらを利用するとお得になることを覚えておいてほしい。
今後の注目ポイントとしては、11月に実施される秋の幻想庭園イベントと和菓子作り体験。
この時期にしか楽しむことができない一大イベントになるため、秋の旅行に岡山観光を検討している人は、ぜひチェックしてもらいたい。
金沢兼六園に負けない魅力があるのは確かなので、この機会に足を運んでみてはいかがだろうか。
ちなみに、岡山後楽園の理想的な所要時間は2時間程度だ。
30分程度でさくっと見学することもできるが、短時間で見所を一つ一つ丁寧にみるのは難しい。
2時間使えば、マニアックなポイントもしっかりと周ることができるだろう。