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岡山を代表する観光スポット「大原美術館」の魅力と見所は?

大原美術館

大原美術館


昭和5年に設立された大原美術館

ここは、ただ単に岡山を代表する美術館というわけではない。
日本で初めて誕生した、私立西洋美術館になるのだ。

そもそも大原美術館が誕生したきっかけは、児島虎次郎さんという洋画家の、西洋絵画を展示するためだ。

近代絵画や彫刻をプラスしても、全部で140点以上展示されているため、絵画好きにとって魅力十分な場所であることは間違いない。

また、大原美術館は以下の4つの館にわけられている。

・本館
・分館
・工芸
・東洋館

全てをじっくりと見て周りたいのであれば、半日程度は時間があった方が良いだろう。

地元民の私も何度か訪れている場所ではあるが、特にオススメなのは本館に提示されている世界の名画である。

モネの「睡蓮」やルノワールの作品はもちろん、ゴーギャンの「かぐわしき大地」や、エル・グレコの「受胎告知」を間近で眺められるのだ。

さらに、大原美術館に訪れた人を虜にするのが、美術館の丸い窓枠。

繊細で美しい装飾は、まさに職人技といえるのではないだろうか。

ただし、この職人技を写真に収めることはできない。

あまりの美しさに目を奪われ、写真撮影を試みたのだが、館内の人に注意されてしまった。

大原美術館で記念撮影したい人は、まるでギリシャ神殿のような美術館をバックに、外で撮影するのがおすすめだ。

そして、この洋風の建物と真逆の雰囲気を醸し出しているのが、工芸館と東洋館である。

日本の古き良き建物といった感じで、こちらもかなり風情がある。

大原美術館に訪れるだけで、世界中を旅しているような気持ちになれるのは非常に不思議だ。

もともと芸術にあまり興味がなかったが、大原美術館には人を惹きつける魅力がある。

そもそも美術館といえば、少しお高いイメージがあるのではないだろうか。

子連れでは敷居の高い印象もあるのだが、こちらの美術館は幅広い世代が気軽に訪れられるのが嬉しい。

毎年8月に開催されているチルドレンズ・アート・ミュージアムでは、子供たちがスタッフに気軽に質問できる対話イベントがあったり、紙に書かれた川柳をヒントに作品を探したりする遊びも体験できる。

「アートに詳しくないから」「子連れ旅行だから」

こんな理由で大原美術館の見学を諦めてしまうのは、実にもったいないだろう。

なお、大原美術館倉敷美観地区にあるため、1日使って2つの観光スポットをじっくりと散策してみてほしい。